中国ウオッチ・火炎瓶男
8日にソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ男が逮捕された事件をご存じだろうか。
韓国政府が逮捕した男を調べたところ、その男は韓国系中国人であったことが明らかになり、祖母が慰安婦だったのでその恨みで火炎瓶を投げたと供述しているという。
さらに調べたところ先月26日に(日本の)靖国神社の石碑に火炎瓶を投げつけて放火したことも供述している。男は日本から韓国へ入り、ソウルで事件を起こしたことが出入国の記録から明らかになった。
なおその際に日本女性が彼と行動をともにしていることも調べで明らかになっているが、その女性について供述を拒んでいるという。
事件を起こした後に中国へ逃亡しなかったことについて、中国に迷惑をかけるのが申し訳ないので韓国で、自分だけで責任を取る、といっており、これに対して中国や韓国でいさぎが良く立派だと讃える声が多いのだそうだ。
この、理念が正しければ犯罪行為もしてかまわないという考え方は、毛沢東の「造反有理」という言葉に象徴されるが、テロリズムの論拠であり、これが世界をいかに害しているか、この不毛の思想を払拭しないと世界の秩序は崩壊してしまう。
ところで気になるのは犯人と同行していたという日本女性のことだ。取り調べが進まないと何も分からないが、もし彼女が正義感に燃えてこの犯人を応援していたとすると、そのような正義とは何か、真剣に考えないといけないような気がする。彼女の信念に私なら何をもってそれは良くないことだと説得できるだろうか。彼女すら日本国民として、同胞として考えることが出来るだろうか。
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