本日は春節
本日は春節。中国と韓国(北朝鮮も)、東南アジアは今日がお正月だ。
昨日、たかじんのここまで言って委員会という番組で、日本語ぺらぺらの親日外国人の論客たちが、昨年来の国際情勢についてコメントを語っていた。最後に日本人について、東日本大震災での対応も含めて口をそろえて、日本の政治家を除けば、日本人のまじめさ、勤勉さ、礼儀正しさ、思いやりは世界に誇れる美徳だ、と語ったのが何となくうれしかった。
同時になるほど、と気がついたことがあった。日本人と云ったって全部が全部善良で勤勉なわけではない。中国人だって勤勉で思いやりがあってまじめな人はいくらでもいる。ただ国全体の印象で云っているわけだ。全体としては、日本人には外国人が認めるやさしさがあることは事実であるようだ。だから政治家が無責任で嘘つきになるのだ。
国民が辛口でやさしさがなければ政治家は責任を問われるし、命の危険もあるから見え見えのインチキはやりにくい。ところが日本では、人前で声高に自己主張して、自分の言ったことに責任を持たなくても平然と言い訳できるような人はまともな人間とは思われていない。だから自分が政治家になるつもりの人間は少ない。だから政治家になるつもりなら人間としてのハードルが低くてもなる事が出来るし、なってしまえばやりたい放題である。だってやりやすいのだから。
マスコミは政治家が悪い、とわめき立てるが、なんのことはない、そのマスコミと心優しい日本人こそがそのような政治家を産み出しているのだろう。これは官僚についても同様のことなのだろう。原因が逆で、やさしく控えめな国民だから政治家や官僚が悪くなってしまうのだ。
だけど、ぎすぎすしている国より日本は良い国で好きだ。もうちょっとだけ政治を自分の問題として考えるようになると良いのかもしれないけれど。でももう日本中いろんなことがひとごとではなくなりつつあるような気はする。
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