鳥インフルエンザ
昨年末に香港の市場のゴミ捨て場に捨てられていた鶏の死骸から強毒性の鳥インフルエンザH5N1が検出されたことを伝えたが、なんと同じH5N1の鳥インフルエンザに人間が感染した。
感染したのは広東省深圳市の39歳の男性のバス運転手で、症状が進行してしまってから診療に訪れたため重症の肺炎状態で、すぐに入院治療したが手遅れで、心臓や肝臓に障害が発生して死亡した。
この男性は深圳市から出ていなかったといい、どこから感染したか不明。彼と接触した可能性のある120人ほどが観察下にあるが、今のところさらなる感染はないという。
鳥インフルエンザは鶏などとのかなり濃度の高い接触をした人間にしか感染しないと云われてきた。バスの運転手では鶏との接触が多いとは思えない。ただ中国人は鳥が好きで、鳩やその他の鳥を飼っていることが多い。鶏は弱いので鳥インフルエンザですぐ死ぬが、野鳥は免疫があって死なずに感染媒介者になる事が知られている。この感染者がそのような経路で感染したのであれば、すでにこの鳥インフルエンザは拡散を始めているおそれがあるのではないだろうか。
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