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2012年2月22日 (水)

「清末見聞録(清国文明記より)」・北京近郊の名勝・西山の二日③

 申し訳ない。一つ飛ばしていたようです。

 「香山」 万安山の西が香山である。万寿山、玉泉山と併称して西山三山の一つである。山中に園があり、静宜と名付けられている。西山霽雪(せいざんせいせつ)は燕京八景の一つであることは前に述べたとおりであるが、乾隆御筆の碑はこの静宜園中にある。この香山は樹木が鬱蒼と茂っていて、所々に楼閣高塔がある。みだりに入ることができないから、廓外からその様子を想像するばかりで、買売街という形ばかりの小村を過ぎ、碧雲寺にお参りしてここに宿を取った。この夜松風の声と風鈴の響きとが枕に聞こえてきて、梵王宮裏清静骨に徹するを覚えた(意味よくわからず・梵王宮は場所、その裏手にやすんでいるけれど、清らかで静けさが骨までしみるということか)。
 「碧雲寺」 明け方に起き、仰いで林壑(りんがく・林と谷間)を見、伏して清泉に漱(くちすす)げば、松影満地、胸襟は清らかさを覚えた。碧雲寺は元の耶律楚材(やりつそざい・人名・漢人だが重用された・モンゴル人がむやみに漢人を殺すのをやめさせた・陳舜臣に「耶律楚材」あり・頤和園に耶律楚材の墓がある)の末裔、阿利吉が邸宅を喜捨して山を開いたのに始まり、明正徳中内監于経(うけい)がこれを拓き、天啓中奸臣魏忠賢はこれを修理して、結構は輪奐の美を極めた。乾隆年間さらにこれを修理して、寺中に御製重修碧雲寺碑がある。規模雄大であるが、殿堂はまさに壊れかけている。殿堂の軒にはいずれも大きな風鈴が懸けてある。昨夜夢裡に往来した風鈴の音はすなわちこれであった。本堂の後方から石の階段を数十段登り、大理石造りの碑楼を過ぎると、左右に二碑亭がある。乾隆御製の金剛宝座塔牌がある。右の碑には満蒙文、左の碑には漢梵文が刻してある。これからまた石段を数段上がると金剛宝座に達する。

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