中国ウオッチ・嵩山少林寺
少林寺拳法で有名な嵩山少林寺はインドから来た仏教僧達磨大師の開いた由緒ある寺である。今は武術の聖地として、そして観光名所として中国では名が知られている。
ところがここを訪れた観光客から数多くの苦情が寄せられているそうだ。調査によると、強引な客引き、白タクの多さ、僧侶が占いなどして金品要求を行うなどしていたことが明らかとなった。
現在少林寺は観光ランクで5Aが認定されているが、認定している委員会は業務改善しなければその認定を取り消すとしている。
しかし少林寺側は認定を取り消されても全く影響はない、とコメントしている。つまり改めるつもりはないということだ。考えてみれば少林寺は寺だから観光地としての管理をするいわれはないと言える。ただ僧侶がそれで金儲けをして観光客からひんしゅくを買っているのはやめさせた方がいいと思うのだが。
むかし10~20年前頃に兵馬俑や万里の長城(中国の主要観光地はたいてい)を見に行ったときは駐車場から現地まで歩く間、群がるように物売りが押し寄せてきてほとほとうんざりしたものだったが、最近はだいぶ管理されているのか、客引きや強引な物売りは少ない(規制されていてもがんばっているものがいないことはないが)。
少林寺は別に不法に山を切り開いて寺の拡張を行ったとして問題になってもいる。学生時代に少林寺拳法をかじったものとして哀しい。
達磨大師が泣くぞ。
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