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2012年2月 3日 (金)

ドラゴンタトゥーの女

 デヴィット・フィンチャーの新作映画「ドラゴンタトゥーの女」が今話題である。これはもともとスウェーデンのミステリー作家の小説を原作として、スウェーデン・デンマーク・ドイツの合作で制作された「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」(この映画については最近既報)のリメイクである。
 今朝、テレビでおすぎがハリウッドリメークの方の映画を絶賛していた。私はそちらを見ていないので、おすぎが絶賛するならそうなのだろうと聞いていたら、原作がすばらしいのにスウェーデン・デンマーク・ドイツ合作の旧作の映画はつまらなかったと公言していたのに驚いた。
 感想は個人のものであるが、彼(彼女か)の映画評はある程度似た感性で受け取れるつもりでいたのにちょっとがっかりした。旧作は暗いトーンの中に北欧の空気感を表現して、物語の暗さを余すところなく伝えていた。俳優も文句なしにすばらしかった。
 だからおすぎがいうなら旧作もいいけれど、リメークはそれ以上にすばらしい、といって今度の映画を薦めるのが妥当なところかと思う。
 つまらなかったというのも個人的感想だ、というなら批評家として私はおすぎを評価しない。確かにつまらない映画は山ほどある。だが基本的に映画が好きで映画評論をしているのだろう。誰が見てもつまらない映画ならともかくある程度以上のものまでこき下ろして新しいものを推奨するなどというのはスノッブそのものだ。
 食通と称して最高のものしか旨いといわないたぐいだ。普通においしいものをおいしいといい、もっとおいしいものをさらにおいしいという、これが批評家だ。普通のもののうまさを見失った批評家は最高値を求めるただの味覚センサーだ。
 確かにこの頃のおすぎの映画評には切れがない。映画会社に迎合する物言いが多く、絶賛か全然だめ、の判断しかできなくなっているみたいだ。映画があまり好きではなくなったのか。元々そうなのか。今後彼(彼女)の批評は参考にするのをやめようと思った。

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