中国ウオッチ・海南島ぼったくり事件
ネットで、先月末に海南島に旅行に行ったときに三亜市の海鮮料理店で高額の料金を請求されたとの記事が話題になり、同様の経験をした、との声が多数寄せられたという。
これに対し、三亜市の広報部が「春節前後の時期に苦情の電話は一切なかった。観光市場全体の秩序は安定で良好だった」と述べた。事実を検証することなく、まず全面否定を行うというのは中国、韓国の常套手段だ。
その後のあるマスコミの調査では、三亜市に観光に行き、ぼったくりにあったと答えた人は72%に上ることが分かった。
観光客が増えれば料金も高くなるのはよくあることだ。たぶん中国全土で同様のことが起こっているのだろう。問題は限度を超えて異常に高額なものを許すと評判を落とし、その観光地に人が来なくなることだろう。それを調べもせずにそんな事実は一切ない、と反応する海南島三亜市の態度はお粗末きわまりない。これで個別の、ある店の話が、三亜市全体の話になってしまった。現在中国のネット上では海南島はぼったくり島と呼ばれている。
少なくとも私は行きたいと思わない。
あるメディアの記者が、三亜市の苦情受け付けの電話として登録されている、海南旅発会、観光局、中国共産党三亜市委員会対外宣伝弁公室の3カ所にためしに電話したところ、呼び出し音は聞こえるがいつまでたっても誰も出なかったという。
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