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2012年2月 2日 (木)

今野敏著「触発」(中公文庫)

 1998年発行のものの文庫化。日本で発生した爆弾テロの物語。
 爆弾テロの犯人と、自衛隊から派遣された爆弾処理のエキスパートとの戦いの物語だ。傭兵として海外で爆弾のプロとなった犯人が、限られた材料で爆弾を造り、それを最も効果的な場所で爆発させる。その爆弾作りの工程のリアルさが優れている。
 一触即発で生命に関わる作業の緊張感にシンクロできるかどうかがこの本をおもしろく読めるかどうかの分かれ目だ。
 この本の中に社会学についてかなりのページが割かれている。物語上必然性はあるのだが、今野敏が語りたいことをこのような形で表明しているとも言える。
 書かれた時代のせいでニューヨークの貿易センタービルの事件や東日本大震災は出てこないが、古く感じるところは全くない。
 つい最近文庫として出版されたので今行けば店頭にあるはずだ。

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