中国ウオッチ・地鶏卵
中国人も経済的に豊かになり、健康に留意して質の高い食品を購入しようとする人が増えている。中でも人気なのが地鶏卵だという。伸び伸びと放し飼いにされて育った鶏が産み落とした天然の卵で、汚染がゼロだというのが売り言葉だ。その代わり価格は倍以上する。
ところがマスコミの調査により、その地鶏卵のほとんどが、普通の養鶏場から出荷された卵にただ地鶏卵のラベルをつけただけのものであることが明らかにされた。鶏を放し飼いにしているのはわずかな数を飼っているだけの小さな農家であり、通常の商業ルートに乗せるような量を確保することは元々不可能だという。もしわずかなそういう本物を売ったらもっとずっと高価につくらしい。
市場に出回っている地鶏卵のうち本物は一万分の一だという。
事実と信用に裏付けられていないブランドはブランドの意味そのものを失わせてしまう。中国は嘘と偽物から脱却する気があるのだろうか。
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