マッサージの人
本日は快晴。今回は天気に恵まれた。明日は雨らしい。
昨晩母がマッサージを頼んでほしいというので来てもらった。最初全盲であることが分からなかった。ほとんど立ち居振る舞いに違和感が無いのだ。勘のいい人らしい。話し好きでマッサージの間中話をしていた。母が口が不自由なので最初は何とか母と会話を試みていたようだが途中からあきらめてほとんど私との会話になった。
「何で私だけこんなに不幸な目に遭うのか」と思ったこともあるという。二歳で高熱から失明したそうだ。その後子宮内膜症で全摘出、さらに乳がんで片側を全部切除したという。「神の試練だ」という人がいたそうだ。自分がその身になってみろ、と恨んだという。でも今は健常者の夫とマンションで二人暮らしをしているという。ご主人の話になると身をよじってうれしそうにしていたからよほど幸せなのだろう。「やさしい人なんです」とのろけていた。今はマンションに一人、友達もできたし、マンションの自治会などにも欠かさず出ているという。
マッサージ師はどんどん減っているのに仕事は少ないそうだ。大きなホテルは派遣されたエステ師などが専属で付いていてそういう所から仕事が来なくなったから、といっていた。マッサージの腕は絶対こちらが上だと思うのだそうだ。ただエステの人にも上手な若い子もいるらしいし、マッサージ師にも勘の悪いのもいるしと笑っていた。
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