中国ウオッチ・救命胴衣
福建省アモイの空港で手荷物の安全検査の際に、荷物に不審を感じた係官が女性四人の手荷物を開けさせたところ、四人の鞄から飛行機の救命胴衣が発見され、航空法違反と窃盗で即刻逮捕された。
四人は意図的な持ち去りではなく、持ち帰っていいものだと思ったと釈明している。持って帰って水泳に使うつもりだったそうだ。この救命胴衣はアモイに来るときの飛行機から持ち去ったものだという。もしかするとその飛行機には救命胴衣の無い席があったことになる。
たぶん四人のうちの一人が救命胴衣を鞄に詰め込むのを見て、これはいいことを思いついた、とほかの三人がまねしたのだろう。この調子ならこの連中はホテルの備品という備品を鞄に詰め込めるだけ詰め込んで旅をしているのだろう。四人は公務員だそうだ。
自分が支払った飛行機代と救命胴衣のコストを比べれば持ち帰っていいか悪いか分かるのが普通だが、中国の公務員というのはそんな常識が通用しない人間でも勤まるもののようだ。というより公務員というのはそういう常識がないものなのかもしれない。
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