中国ウオッチ・土地譲渡
北京の日本大使館が老朽化したので、新築して建物の確認申請を行ったところ、当初の計画からわずかな変更があったことを理由にして許可が下りず、建物はできているのに昨年末から引っ越しができない状態が続いていた。この変更が問題視されるようなものなのかどうかは見解の分かれるところだが、伝えられているところではそれに非を唱える方が非常識なような気がする。
実は単なる嫌がらせではなく(それでもひどい話だが)中国側には目的があった。名古屋市と新潟市に領事館用の土地を譲渡するように申し入れて来ており、その便宜を日本外務省に強要しているのだ。
中国では土地の売買は存在しない。中国国土は全て国家のものであり、一定期間の借地権としての売買しか存在しないのだ。そのため各国は対抗的に中国には大使館や領事館用の土地は譲渡しない措置を執っている。ところがこの申し入れに対して北京の丹羽大使は中国に対して尽力する旨の口上書を提出していることが明らかになった。たぶん日本政府はそれを踏まえて新潟と名古屋の領事館の土地を譲渡するよう働きかけを行うであろう。実は大阪や東京でも一等地を優先的に用地として譲ることも要求して来ているともいわれる。
今や日本はアメリカの属国であるとともに中国の属国になりつつあるようだ。
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