中国ウオッチ・年収の13倍
今、北京の平均的な家庭が、持ち家を持とうとすると年収の13倍が必要だそうだ。全国平均では年収の7.5倍だという。中国も日本並みになったようだ。
ただし現在不動産価格が下がりだしており、来年には全国平均では7倍を切る見込みだという。
年収がGDPの伸びのように7%以上の伸びを続けていてくれれば一時的に借金をしてもその負担は将来みるみる軽くなり、がんばり甲斐があるというものである。日本人の多くはそうやって皆住宅を手に入れてきた。
問題は年収の伸びが5%以下に落ち込んだときだ。返済が借金の利子に追いつかなくなってしまうとその負担は重くなる。一気に将来に対する不安が増大することになる。今年がもしかすると中国の急成長の限界点かもしれないと言われている。まだ当分は成長は続くだろうが、伸び率が頭打ちになり出すと、全てがマイナスに連鎖し始める。
中国も少し頭を冷やさないといけない頃ではないか。軍事費の毎年の伸び率14%が大きく負担になる事態になって、歯止めが必要になることを期待したいのだが当分無理だろうか。
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