映画「アポロ13」
1995年アメリカ映画。監督・ロン・ハワード、出演・トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・シニーズ、エド・ハリスほか。 人類初の月着陸をしたアポロ11号の後、再度の月面着陸を目指したアポロ13号に起こった事故と、それにより電力喪失から絶体絶命の緊急事態に陥った宇宙船を地球上のスタッフと宇宙船の乗組員が全知を尽くして地球への帰還を達成させるという劇的な物語である。
原作はトム・ハンクスが扮した船長のジム・ラヴェルの著作である。実話であり、助かったことが分かっているのにはらはらどきどきとさせられる。そして困難なミッションをクリアした乗組員に感動する。
ところでどうしてアメリカの映画に出てくる女性というのはあんな風に子供じみているのだろうか。いつもその自分勝手さに腹が立つのだが、それについては内田樹先生が解析しているのでそれは置いておく。
この映画は、DVDを買ってあるのに見ていなかった。実はあまりトム・ハンクスが好きではないのだ。だからつい後回しにしていた。ブルーレイに録画してあったのをようやく見て満足した。本当に面白かった。
どうもトム・ハンクスが好きになってしまったようだ。
この映画の電源喪失という場面を見てつい思ったのは、福島第一原発の事故のことだ。事故後の処理に、たぶん原発の現場にいた人は命がけで、全力で被害を最小限にしようと努力していたのだろうけれど、政府や東京電力の関係者は本当に全力を尽くしたと胸を張っていえるような行動をしたのだろうか。いろいろなことが明らかになるにつれて、それを人ごとのように語る感覚に、日本人の病を感じてしまう。では自分は?
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