「独居老人孤独死友の会」(もちろんジョークです・念のため)
内田樹先生のブログ名は「内田樹の研究室」である。リアルタイムで読んでいる人はたくさんいるであろう。私もリアルタイムで読むこともあるが、どちらかというと気が向いたときにアーカイブで過去のものを読み直すのを楽しみにしている。一度読んだのに、最近また2000年から読み直している。2000年の表題が「とほほの日々」、そして今じっくり読んでいる2001年が「夜霧よ今夜もクロコダイル」だ。題だけ見ても読みたくなるであろう。ちょっと椎名誠のまねっぽいけどこれも内田樹先生の文体から来るものだからこれでいいのだ。
今3月分を読んでいてこの「独居老人孤独死友の会」(略称VSMS)が気に入ったので書き留める(VSMSが何の略かどうしても知りたい人は先生のブログを遡ってみること)。
人は誰も一人死ぬのである。この存在論的宿命をみすえ、おのれの存在しうることの本来性を大悟徹底するというハイデガー的課題に果然と立ち向かいつつ、「もうすぐ死ぬんだから好きなことやらせてよ」という反論不能のエクスキューズを以て傍若無人不惜身命に現世の快楽を味わい尽くそうではないか、というのがこの会の趣旨である。参加条件は「30歳以上、バツイチ以上」。
参加資格にぎりぎり当てはまるようなそうでないような・・・。内田樹先生は全く私と同年であり、たどってきた時代感覚が共通だが、生き方そのものは全く違う。いわばあこがれか。かっこいい!
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