曾野綾子著「人にしばられず、自分を縛らない生き方」(扶桑社新書)
書き下ろしではなく、今までに発表された小説や随筆などからの切り抜きだ。ゲーテの箴言集などのように最初からそのような短文の形で発表されたものはいいのだが、本来の文章の一部のみを拾い集めるのは余り好きではない。曾野綾子の本には時々このスタイルのものがある。長い文章の読めない人向けのものとして買わないことにしていたのに、うっかり書き下ろしだと思って購入してしまった。
だから余り心に残るものはなかった。ただ、小説の抜粋の中にすばらしい文章のかけらを見たのでその本を改めて購入しようと思った。
「無銘碑」「雪明かり」「アバノの再会」など。
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