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2012年3月14日 (水)

鳴子散策(13日7時前後)

12031_3温泉の対岸、ダムと発電所。

12031_4倒産したとおぼしきホテル。12031_6高台を走る陸羽東線。

12031_14_4源泉。左手は足湯。

12031_15温泉群。

12031_16_2駅前小劇場。昼間の光で見ると寂しい。

12031_17_2鳴子温泉駅。

 ホテルから鳴子の中心部まで15分、駅まで20分と聞いた。風が冷たい。後で鳴子のその日の最低気温は-6.8℃と知ったが、たぶん散策しているときでも-4~5℃だったかもしれない。顔がぴりぴりする。 途中に大きなホテルが倒産したのだろう、寂れて立ちすくんでいるのを見た。窓が一部屋だけ空いたままなのがすごい。鳴子温泉は江合川とそれに沿って走る国道47号線の横にあるが町は高台の旧道に沿っている。だから散策路は47号と江合川を見下ろすようになる。川の向こうの山にダムから落下する水のパイプが見える。発電所がその下にある。その発電所の横を通って山を登れば間欠泉で有名な鬼首(おにこうべ)温泉がある。
 その町のさらに上を陸羽東線が走っている。町の中心部で道は大きく屈曲してその陸羽東線をくぐる。そこから先が温泉の繁華街だ。だが朝なので店が開いておらず閑散としている。左の山の方へ曲がる。神社と源泉があるはずだ、吹き上がる湯気が見えている。
 神社への階段は急で雪が凍り付いている。普通の靴では危険なので登るのはあきらめる。源泉の下に大きな駐車場と足湯がある。もちろん誰もいない。道へ戻ってしばらく行くと温泉のホテル群の威容が望めた。その真ん前に小さな劇場がある。たぶんストリップ小屋だろう。朝日のもとではいかにも寂しそうだ。夢千代日記の緑魔子が出てきそうだ。
 少し先の交差点を下れば鳴子温泉駅だ。道にこけしが並んでいる。ここで体も冷えてきたのでホテルへ戻る。不思議なことに来たときより帰りの道の方が遠かった。

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