映画「アーマード 武装地帯」
2009年アメリカ映画。監督・ニムロッド・アーントル。出演・コロンバス・ショート、マット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーンほか。
イラクで従軍して帰国したタイは警備会社に採用される。父母を病気で失い、身よりは弟だけとなっていた。タイはその両親の医療費の借金に苦しんでいた。いろいろ面倒を見てくれている先輩の警備員・マイクはそこにつけ込んで、大金の現金輸送の狂言強盗を持ちかける。当初それを拒否したタイだったが、借金で家を失いそうであること、弟がぐれだしたことから渋々協力することになる。ただし誰も傷つかないことを信じて。
やが4200万ドルという大金を二台の装甲現金輸送車に乗せて計画が実行に移される。しかしことがそんなにうまくいくはずがないのが現実である。とある廃工場で現金を取り出し、偽装工作を始めたのだが・・・。
計画は齟齬を来すほどに破綻していき、やがて血が流れる。
題名から戦争映画だとばかり思って見始めたのだが、違った。
大物俳優のジャン・レノとローレンス・フィッシュバーンが脇役に徹している。マイク役のマット・ディロンはひげ面なので最初、ディロンと分からなかった。ひげがなければしゃくれ顔ですぐ分かったのだが。こういう冷たい役をすると似合う俳優だ。
面白い映画だった。87分という長さがよい。これを100分以上の映画にしたら酷評したかもしれない。
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