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2012年7月16日 (月)

韓国ドラマ「強力犯 ソウル江南警察署」

 全十六話の途中まで見たまま旅に出ていたが昨日残りを全て見た。個別の事件を横糸にして、主人公のパク・セヒョク刑事(ソン・イルグク)の娘の死の真相の追求が縦糸として全編に関わってくる。

 5年前、警察に射殺された犯人の車の暴走により、目の前で幼い娘を失ったパク刑事は、この事件の背景に納得できないものがあり、その真相を知ることを目的に刑事になった男だ。この事件をきっかけに妻とも別れ、今は独り者である。正義感にあふれる気のいい男だが血の気も多いので良く暴走する。彼に関わり、ついには彼を慕うようになる三流のネット新聞のチョ・ミンジュ(ソン・ジヒョ、とってもかわいい。顔は似ていないが、雰囲気として若い頃の岸本加世子似似ていると思った)、そして同じ強行班の魅力ある面々は、ドラマを追うごとにこちらとなじんでくる。

 ここに班長であり、課長として赴任してくるのがチョン・イルド(イ・ジョンヒョク)、なんとパク刑事の娘が死んだときの、犯人を射殺した張本人であり、実は警察庁長官の息子(正嫡ではなく飲み屋の女との間に生まれた子供。親子であることは対外的には秘匿されている)でもある。

 さらにパク刑事の元妻(財閥の娘・一時娘の死の責任をパク刑事の責任と考えて別れたが、真相が分かるにつれよりを戻したいと考える。最後に重要な役割を演ずる)が、関わってくる。

 最初はストーリーの展開が冗長に感じられたが、そのテンポになれてくると案外軽快に話が進んでいることが分かる。詳しく話しすぎるとドラマの興味が半減するので控えるが、ラストはこうなるだろうと思うような終わり方でたまっていたものが開放される快感がある。

 パク刑事がやたらにため息をつく。ため息と言うより大きく息を吐く、という感じだ。この俳優のスタイルか。最後の方で意識的に他の共演者がそろって真似をしていたのは笑えた。
 少なくとも時間の無駄になったという思いがないので出来は悪くないドラマだと思う。再放送があったら時間のある人は楽しめるはずだ。

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