中国ウオッチ・レアアース
中国政府は国家資金を投入してレアアースの購入と貯蔵を勧めていることを認めた。今まで購入して出荷のコントロールをしていることについては暗に認めていたが、貯蔵を積極的に行っていることを認めたのは初めてである。
理由は資源と環境の保護であると云う。
日本、アメリカ、EUはこの中国の一方的な措置に対してWTOに提訴しているが中国側が話し合いに応じるつもりがないことから紛争処理小委員会の設置を要請した。
中国側の資源と環境の保護が理由であるとの主張は認めることは出来る。しかしそもそもそれを無視してダンピングを行い、世界のレアアース産業を全て経済的に成り立たないように追い込んで中国が独占的に支配してきた結果が現在の状況である。いろいろな産業に不可欠な物質であるレアアースを独占しておいて今更環境保護を言い立てるのは虫が良すぎる。再度中国以外の国でレアアースの生産が可能になるあと三年くらいの間は中国は供給責任を負うべきだろう。これでは世界中から反発を招くだけで中国自身にとって利益にならないと思うのだが、なりふり構わず自国の利益を優先するいつもの態度が変わる兆しは見られない。
飢饉の時に米を買い占めていた米問屋が、米の資源確保を理由に言い立てて蔵に米をためているようなものだ。
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