中国ウオッチ・軍事行動支持
昨日の読売新聞に、台湾と中国の新聞のアンケート結果が報道されていた。
中国は環球時報、台湾は中国時報が共同で行ったアンケートで、「尖閣問題について軍事行使を含む各種手段を含む主権保持の行動を支持しますか」という質問に「支持する」と答えた中国人は90.8%、台湾人は41.2%であった。ちなみに「支持しない」と答えた人は中国で5.2%、台湾で31.6%であった。
そもそもこのアンケート調査がどのようなかたちで行われたのかはなはだ疑問だが、台湾はともかく中国では90%以上の人間が尖閣諸島に対して強硬手段を行うことが正しいことだと信じていることになる。環球時報はそれを書き立てるであろうし、それが世論となって中国政府の尻を強く押すことになることは間違いない。
かなり危険水域に近づいているというか、すでにその線を越えたともいえる。この世論に押されて中国は尖閣諸島への強行突破、強行上陸を画策していることが予想される。このようなとき国際世論はもちろん日本支持をすると信じたいが、既成事実の強さは国際世論よりも強いことは歴史が証明している。中国が強硬手段を講じないためにも対応強化が急務だと感じたが、今の民主党政権にその感性があるだろうか。
日本が戦争に突き進んだとき、政府に開戦を踏み切らせたのは世論の強い支持であった。
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