「清末見聞録(清国文明記より)」・長安紀行・偃師②
十月二十四日七時に偃師を出発した。桑原君が馬車に乗り、私が馬に乗るのは昨日と同じである。東関を出ればいくばくもなく馬車は北道に入る。大道は泥濘がはなはだしいためである。北道を行けばここから三十五里の黒石関に到って洛河を渡ることになる。大道を行けば二十五里で孫家湾に到って洛河を渡る。そして宋の諸陵は孫家湾を渡り、さらに東南十余里の地にあるので、もし黒石関に行くことになるとこれを見ることができない。ここに置いて桑原君はやむを得ず山陵を弔うことをあきらめて、私ひとりだけ騎馬で迂回して宋陵に行くことに決めた。
北道の路の左に唐の顔真卿墓道の碑がある。万暦三十三年に立てられたもので、桑原君はひとりでこれを見に行った。墓は北道を行くこと一里半のところにあり、路の北田圃の中にある。石碑が二つあり、一つは乾隆五十五年に立てられたもの、題して唐贈大師諡文忠顔魯公之墓と云い、もう一つには唐大師顔魯公真卿墓碑記を刻してあったという。
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