夜の闘い
夜の闘いなどと言うと何を想像されるだろうか。夜な夜な巷に出没する悪を退治する正義のヒーローか。それとも男女の淫靡な争いか。
そのようなものでは全くなくて、実は肩痛との闘いなのだ。
左肘や肩が痛くて可動範囲が著しく狭くなり不自由になってもう二年以上である。現在総合病院の整形外科で治療中であり、可動範囲はやや回復してきているが、もともと左利きなので不便である。
なぜ夜の闘いなのか。夜、寝返りと共にその痛い左肩を下に寝てしまう。すると激痛で目覚めてしまうのだ。もちろん寝ている時は無意識だから、左肩を下にしないように言い聞かせても聞いてもらえない。
体重が自分でも信じられない程過剰なので(実はデブは嫌いなので、自分がそうなっていることが信じられないのだが)、睡眠時無呼吸症候群と長いつきあいをしている。上を向いて寝ていると呼吸が苦しくなって目が醒めてしまう、と云う生活が続いている。睡眠の質がとても悪い。だから基本的に横を向いて寝る。当然左肩が下になる事態が必ず生ずる。痛い左肩にその過剰な重量がのしかかるのであるから、痛みで目覚めてしまう。
今は処方された痛み止めの薬を服用し、肩には貼り薬を張って寝ているので、痛みは緩和して激痛で飛び起きることはなくなったが、痛いことは痛い。かくして夜は闘いの場となるのだ。
睡眠時無呼吸症候群で脳に行く酸素が不足した状態が続き、睡眠の質は肩痛でさらに悪くなって、それでなくとも質の悪い脳が、夜ごと睡眠不足で破壊されつつあるのを実感している。ぼけへ今一直線だ。
そしてまた夜が来る。
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