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2012年12月30日 (日)

シンガポールの見識

 シンガポールで「釣魚島」という店名のレストランが出現した。これに対して市民から「日中問題」をシンガポールに持ち込もうとしている、とクレームがつけられ、現地警察が調査に乗り出したという。

 この店は2ヶ月ほど前に華僑の夫婦が開店したもので、店内には尖閣諸島は中国領であると主張するための資料が数多く掲示されているのだそうだ。

 シンガポールの法律では、公開される広告は論争の存在する社会問題に対して両者を煽ったり、偏った指示をすること、また論争のある国家間の話題や政策を宣伝することを禁止しているのだという。

 明らかにこの法律に違反するとしての告発らしい。

 このことを取り上げた中国のメディアは、日本人観光客の反発を恐れたシンガポール市民達が訴えたのだと説明している。

 シンガポールはリー・クアンユー首相が「日本を見習い日本に続け」、と号令をかけて、日本の戦後復興をモデルとして、そして日本人の美徳を学ぼうという方針で国を作り上げてきたと云う歴史がある。

 今では日本がシンガポールの美徳を見習わなければならないくらい礼儀多々しく、謙譲の精神を持つ国である。同時にシンガポールの70%以上が中国系だ。だが彼等は同じ中国系とは思えないほどシンガポール人でもある。ここで中国の影響を放置することは、今まで積み上げたシンガポールの美徳を失わせ、中国の拝金主義、覇権主義を蔓延らせることになる。

 市民がこのような政治的プロパガンダに不快感を持つというシンガポールの見識に敬意を表する。そして韓国と中国以外の多くの国が多分同様の受け取り方をしているはずだと思いたい。そして韓国や中国でもある程度の見識のある人は同様に感じていると信じたい。

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