映画「ワイルド7」2011年・日本映画
監督・羽角英一郎、出演・瑛太、深田恭子、中井貴一、椎名桔平、宇梶剛士、要潤、本仮屋ユイカ。原作は望月三起也の同名漫画。
はっきり云ってテンポが少し緩くてダサい。台詞回しがかったるいのだ。それで全体の緊張感がボケてしまった。出だしが衝撃的なのに、そのリアリティがたちまち損なわれてしまう。
映画を見ている人を馬鹿にしてはいけない。登場人物がだらだらと説明をするような映画はカスだ。どうせ説明するならそれぞれのバイクの性能でも説明した方が面白かったのではないか。この半分以下の会話で大抵観客にはストーリーが伝わるはずだ。バイクやパトカーやエキストラを大量動員すれば良い映画になるなんてことはないのだ。
と此処まで手ひどく酷評しなくてもそれなりに面白くないことはないのだが、もう少しやりようがあったと残念だ。
ワイルド7のメンバーのそれぞれの背景を旨く描き込んだら良かったのではないか。深田恭子に関連するものだけが描かれているが、全員について同じように描いて、本来のストーリーはプロローグと、もう一つをラストにコンパクトにまとめれば、次回作期待の面白い映画になったのになあ。
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