映画「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」2011年アメリカ映画
監督ジョー・ジョンストン、出演クリス・エヴァンス。ヘイリー・アトウェル、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング
正しいアメリカのヒーロー映画。時代は第二次世界大戦中でナチスが猛威を振るっていた。強い愛国心から兵役を志願しているスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は虚弱体質のために審査を落ちて入隊することが出来ない。そんな中、たまたま軍の科学者のアースキン博士に見いだされたスティーブは口添えにより入隊を果たすが、軍の訓練になかなかついて行けない。だが博士には彼を入隊させた目的があった。
博士は超人血清の研究をしており、スティーブにその血清を打って活性化させることで超人にしようとしたのだ。実験は成功してスティーブは強靱な肉体と運動能力を獲得するのだが、その技術を盗もうと紛れ込んでいたスパイにより、アースキン博士は殺害されてしまい、超人はスティーブただ一人が産み出されただけに終わった。
実はアースキン博士はもう一人超人血清を打っていたが、未完成だったために副作用でその男シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)はレッドスカルという悪の権化となり、ナチスの一員として世界を破壊しようとしていた。
と云うわけでいろいろあった末にめでたくキャプテン・アメリカとなったスティーブはレッドスカルを退治するのだが、アメリカを救うために北極海の藻屑と消える。
その北極の氷の中から彼が発見されるところから映画が始まり、それがプロローグとなっており、ラストが70年ぶりに生き返った彼にニック・ヒューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が近寄ってくるところがエピローグという形になっている。つまり後でつくられるであろう本編となるべき映画の、予告編としての誕生物語、と云う体裁なのだ。
この前に見たグリーン・ホーネットと比べると大真面目な分こちらの方が映画として好感が持てるが、アメリカこそが正義、と云う相変わらずの脳天気さが笑える。もしかしたら意図的で、まじめなパロディなのかも知れない。だから腹が立たないのか・・・。
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