椎名誠「焚火オペラの夜だった」(文藝春秋)
週刊文春連載のエッセイ・赤マントシリーズの第12弾、2001年刊行の本の再読である。椎名誠の子ども二人は既にアメリカ暮らしをしており、夫人も何度目かのチベット長期滞在中である。この本の中では夫人と中国で合流し、成都からチベット旅行をしている。
二十代や三十代の時とは違うからあまり無茶もしていないが、それでも五十過ぎのおっさんとは思えないほどエネルギッシュだ。何より感心するのは殆どドライデー無しでガンガンとビールを旨そうにのみ、深酒をしていることだ。この人は本当に肝臓が強いみたいだ、うらやましい。
この人は四六時中旅をしている。うらやましいことである。私も懐さえ許せば毎日旅をしたいところだが、今は自重している。出かけたい思いがある程度たまったら、またカメラを担いで出かけることにしよう。月並みな言い方だが、旅で見る世界は普段見ているものとは違って新鮮なのだ。
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