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2012年12月28日 (金)

キャッチコピーかレッテル貼りか

 CMは高いから、短いフレーズで印象を残すキャッチコピーが有効である。特にテレビはキャッチコピーの旨い人たちの独壇場である。そこで世の中はキャッチコピーだらけになった。だから言葉を尽くして真摯にものごとを語る人はけむたがれる。

 レッテル貼りという行為がある。今は心に思っても云う人はいないが「あいつはアカだ!」などというのが最も端的なものだろう。相手を攻撃したり揶揄したりする時に有効である。政治的な意味で使われてきたことが多い。あの男は「マザコンだ」などというのもある。云われるような事実があるなしにかかわらず云われた方はかなりダメージを受ける。

 レッテル貼りは差別につながることがないとは云えず、かなり毒のある行為であるが、弱者が強者にゲリラ的に使うことも多い。これを強者が行うと強力すぎて相手を抹殺する武器になる。共産主義の国などの独裁国家ではこれが横行することは歴史が示している。

 社民党の福島瑞穂党首がことあるごとにキャッチコピー風レッテル貼りを行っている。蟷螂の斧でしかないが、あまり繰り返すのでいささかうんざりする。そう言えば女性の政治家にこのキャッチコピー風レッテル貼りを多用する人が多いような気がする。そう言えば「あなたは疑惑のデパートだ」というのもあった。

 今それが最も得意なのが田中真紀子だ。「寸鉄人を刺す」とは云うけれど、これでは寸鉄だらけで身内も傷つけてしまう。しかも自分では「旨いキャッチコピーでしょう」と鼻高々そうなのが鼻について、ついに落選してしまった。落選しても自分に問題があった、と云う反省はかけらもなく人のせいにしていた。

 そこで目につくのがみんなの党の渡辺喜美党首である。この人もキャッチコピーを連発している。旨いキャッチコピーを思いつくことに頭を使いすぎて、肝腎なことが人に伝わらなくなっているような気がする。

 政治家は言葉を使うプロである。だからキャッチコピーやレッテル貼りが得意なのは分かるが、多用するとどうも中身が空っぽに見えてくる。やはり言葉よりも実行することが肝腎で、キャッチコピーの多い政治家は言葉だけ、と思われるらしい、とそろそろ気が付くべきだろう。

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