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2012年12月15日 (土)

日本人は劣化したのか

 日本人と云っても一億人以上いる。それだけ沢山の個人の集まりだから、これが日本人だ、と云ったところでそうでない日本人は山ほどいる。そしてもし日本人でいることを嫌悪している日本人がいても、当たり前だけれど日本人は日本人である。だから日本人が劣化した、と云うのは相対的なもので、私にとって好ましいと思えない日本人が増えているように思われる、と云うことだ。

 このことを典型的に感じたのは震災のがれき処理の引き受け反対の人々の姿を見たときである。安全である、と云う政府や専門家の言葉が信頼出来なくなったと云う気持ちは分からないことはない。今回の原発事故の起きた原因とその後処理のまずさは専門家の信頼を失わせた。

 だが未曾有の災害を受けた地域の復興の手助けを日本人全員が引き受けるのは当然だ、となぜ思わないのだろうか。困った時はお互い様だ。もちろんリスクはなるべく少なく、そして拡散させずに出来ればそれに越したことはない。だから最低限のリスクであるものから引き受けを依頼し、なおかつそのリスクの継続的な確認も行う体制での依頼である。それを金切り声を上げて絶対反対と叫び、甚だしいのはがれき処理を引き受ければその地区が汚染されたという風評被害を受けるなどと反対する理由を語る。その顔を見ると自分の意見と云うより、市民運動家のアジテーションの言葉を、無知の故に鵜呑みにさせられて人の言葉で語っているのが見え見えだ。

 このような人々こそ風評被害を生み出して震災被害者をさらに苦しめてきた。しかもマスコミは数少ないこのような人々の声が大勢であるかのような報道を繰り返し、それに振り回されて自治体はがれき処理引き受けを拒否する。事なかれ主義もここにきわまれりだ。こう云う時ほど住民投票をしたら良いのだ。多分殆どのところでがれき引き受けに賛成の結果が出るのではないか。

 常識と見識のあるサイレントマジョリティの意見を伝える能力を失い、ヒステリックなクレーマーの声ばかり伝えているマスコミの害悪は計り知れない。そしてポピュリズムはそのような声をエネルギーにする。

 そのような声とはどのような声か。党首討論の時の社民党の福島瑞穂女史の姿をつい思い浮かべてしまう。他人が意見を述べている時に言葉をかぶせて自分の意見を述べ、他人の意見は全く聞かない。自分の正しさに酔っているその姿は見ていて極めて不快である。いつからあんな非常識なおばさんになりはてたのだろうと哀れみを感ずる。

 このような声の大きな人の意見だけがマスコミで取り上げられ、人々はそれが多くの人の意見だと思わされていくと云う状況が続いて久しい。それを打破すると云われるインターネットも、最近は文言がエスカレートして極端な物言いのものが増えているように見える。

 これは韓国や中国でも同様のようだ。ほんとうは多くの人が冷静なのにそのような声は黙殺されて、一部のヒートアップしたものだけが国民の声のように喧伝されている。

 日本は早くこの劣化スパイラルから抜け出さないといけないのだが、誰か良い方策を持たないだろうか。私に出来るのはこのブログに意見を書くことと、自分の子どもたちを真っ当に育てることくらいだ。

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