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2012年12月 5日 (水)

BS時代劇「猿飛三世」

 録画していた一話45分、全八話を一気に見た。計算上は六時間である。

 舞台は京都、伝説の忍者・猿飛佐助の孫、同じ名をつけられた猿飛佐助が主人公である。残念ながらこの孫は祖父の名を汚すような意気地無しである。血を見るのが嫌い、ましてや人を殺すなどと云うことは全く出来ない。その佐助が、守るべき女性のために身を捨てて成長していく、と云う物語である。

 このドラマの対象年齢は小学生くらいだろうか。中学生以上になるとけっ!などと云ってたちまちテレビの前から去って行くであろう。

 対象年齢が低いのは、私のような幼稚なものには我慢出来ないことではないのだが、いい加減にしてくれ!と思う所が頻出する。例えば武家の娘が上座(床の間を背にしている)に座ったまま父親が入室するのを待つ姿などと云うのは今だってあり得ない。

 舞台になった時代は江戸時代である。身分制度は厳格に適用されていて人々はそれが当たり前だと思っていた。ところがこの物語では人々が民主主義に目覚めつつあるかのようだ。年下で目下の者が自分より目上の人に平気でため口をきいている。いくら何でもひどすぎる。これでは子供が江戸時代についての認識を間違ってしまう。

 などと目くじらを建てるのも大人げないのだが、細部のリアリティをここまでおろそかにすると全部が嘘くさく、薄っぺらになってしまう。

 その上格闘シーンが殆ど一昔前のカンフー映画である。五発も十発も殴ったり蹴ったりしているのに何度でも立ち上がる。グローブをつけている訳ではないのにこいつ等不死身か。殴れば手も痛いし殴られれば怪我もする。

 何だか仮面ライダーの時代劇版みたいだ。だから小学生向けだと云ったのだ。ちょっと期待外れだった。疲れた。

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