映画「テイカーズ」2010年アメリカ映画
監督ジョン・ラッセンホップ、出演ポール・ウォーカー、マット・ディロン、ヘイデン・クリステンセン、ゾーイ・サルダナ。
マット・ディロンは若い頃異相だと思っていた。歳をとって、顔に丸みが出たら結構いい顔になっている。
最初に鮮やかな手際で行われる銀行強盗のシーンがある。テイカーズを自称する犯罪者のグループの仕業なのだが、あまりに鮮やかなのでこのグループに肩入れした気分で物語を追っていくことになる。
そのグループを必死で追う刑事がジャック・ウェルズ(マット・ディロン)とその相棒のハッチ(ジェイ・ヘルナンデス)である。ジャック達を応援しながらテイカーズにも応援する複雑な気分になっていく。
完璧な犯罪は些細なことで破綻する。昔グルーブの一員だったが、負傷したために逃げ遅れて逮捕され、刑務所に入っていたゴーストと云う男が出獄して、刑務所で手に入れた大きな話を持ち込んでくる。
彼を疑い、話に乗るべきではない、と主張する仲間と話に乗ろうとする仲間がいるが、あまりに魅力的な話なので結局計画を立てて実行することに決まる。
メンバーそれぞれに関わりのある人間がいて微妙に計画に影響を与える。また追うジャックとハッチにもそれぞれの家庭の事情がからんでくる。
全ての状況が提示された後、現金強奪の計画が実行されるが、計画に狂いが生じて銃撃戦になり、かろうじて現場からテイカーズのメンバーは脱出するのだが、ジャックとハッチに執拗に追跡されてメンバーの一人が追い詰められてしまう。だが・・・。
ゴーストが持ち込んだ計画はそもそもロシアマフィアが計画したものだった。ロシアマフィアは激怒し、ゴーストに迫る。しかしゴーストにはある計画があった。
途中から物語は急展開し、激しい銃撃戦と目まぐるしい追跡劇が連続する。結末は・・・。なるようになっていくのだが実に楽しめた。
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