右傾化をチャンスとみる
アメリカの中国系新聞が「日本の右傾化は中国にチャンスをもたらす」と云う記事を載せた。
中国は、尖閣諸島を国有化したことを日本の右傾化の流れの象徴とする。さらに安倍自民党総裁の憲法改正の主張や、石原慎太郎の核開発の言及などを右傾化と非難している。
ではなぜそれが中国にとってチャンスなのか。
中国は核兵器の先制使用はしない、そして核を持たない国への核攻撃はしない、と言明している。だから日本を核攻撃することはしないし出来ないことになっている。
しかし日本が右傾化しているのだから、日本を核攻撃することの大義名分が立つから日本を核攻撃出来るチャンスである、と云う訳だ。
何と云う傲慢な考え方であろうか。このようなマスコミの煽り方は中国政府に影響を与える。中国政府はやや弱体化しているので民意を反映させざるを得ないのだ。このような記事が民意を反映している訳ではないが、このような記事が民意を作り出す。(日本がむかし、新聞が同様にして軍部に迎合して民意を煽り、戦争へ突き進んだことを忘れてはならない。その新聞が政府の戦争責任をなじるが、自らが当時を省みて反省したことはない)。
多分社民党や共産党はこのような記事を見れば、だから日本の右傾化は他国を刺激して戦争の危険が生ずるのだ、と云うだろう。だから国民から見放されるのだ。
日本が軍国主義化していると断定している中国と韓国の見方に異常にゆがんだ認識を感じるのが正常な神経であろう。日本人は日本が軍国主義だなどと云われても何の事かと思う。いいがりをつけておいて一方的に相手を悪人扱いする国は敬して遠ざけておくにしくはない。
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