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2012年12月14日 (金)

映画「カイジ 人生逆転ゲーム」2009年日本映画

 監督・佐藤東弥、出演・藤原竜也、天海祐希、香川照之、松山ケンイチ、山本太郎、光石研、佐藤慶。
 福本伸行の漫画「賭博黙示録カイジ」を原作とした映画。テレビアニメにもなった。

 自堕落に暮らす伊藤開司(藤原竜也)が、以前他人の保証人を引き受けたものが利子が膨らんでとても返せない金額になっていて窮地に陥る。そこに高利貸しの遠藤凛子(天海祐希)から命を賭けたゲームの誘いを受ける。集められた数十人の見るからにくず人間の集まりに対して、利根川(香川照之)という男からゲームのルールの説明がある。

 ルールは極めて簡単なのだが偶然に頼っていては勝ち残ることは困難だ。その時カイジは、船井(山本太郎)という男から二人で組めば絶対に勝ち残る方法がある、と持ちかけられる。欲をかかずに引き分けを続ければ良いのだ。カイジはその申し出に乗る。そして船井の仕掛けた罠にまんまとはまってしまう。

 残りの持ち札は既に船井に明らかにされた中で、カイジは再度船井に闘いを挑む。船井は負けるはずのない戦いを受けるのだが・・・・。

 落ちこぼれのおっさん(光石研)に同情したためにカイジは負け組として地下の強制労働所につながれ、僅かな給料も高額のビール代に搾取されて借金を返す当てもない。そんな中、命がけのギャンブルに参加して勝ち抜けば自由の身になれる、と云う募集があり、カイジ達はそれに応募する。

 佐原(松山ケンイチ)という男とたった二人だけその試練を乗り越えるのだが、生き延びたカイジには利根川との明らかに分の悪い勝負が与えられる。そこでの利根川との虚々実々の駆け引きがこの物語のクライマックスである。頭脳明晰で、相手を馬鹿にしている利根川のそのおごりこそがカイジのつけいるすきである。

 負け組にも意地がある、と云う話ととるか、そもそもカイジは最初から負け組などではないととるか。極限状況に追い込まれた時、諦めてしまう人間と、全身全霊を賭けてそれに立ち向かう人間とがある。そしてカイジはその一瞬だけが生きがいの存在である。

 香川照之が扮する利根川のいやらしさが絶品。藤原竜也は感情表現が巧みすぎてちょっと重い、舞台にはちょうど良いのだけれど。天海祐希はミスキャスト。あと15分くらい削るともっと良い映画になるだろう。

 第二作も2011年につくられている。見るのが楽しみだ。

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