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2012年12月 3日 (月)

一人っ子政策

 中国では一人っ子政策を実施していることはご存知の通り。しかしそのために人口構成にゆがみを生じ、特に男女比にも著しいアンバランスを生じている(出生する男性が女性の1.2倍以上と云われる)。

 この一人っ子政策がそろそろ見直されるだろうという噂が出ていた所、先日国家人口計画生育委員会の委員がメディアのインタビューに答えて「この政策の修正案として、都市部の夫婦は第二子を産むことが許されることになる見込みが高い。また農村部でも二人以上の子供を持つことが許されるだろう」と述べた。現行制度では一人っ子どおしの子供に限り例外的に第二子が許されることもあるが、更にその枠が拡がるだろうと云う事だ。

 ところが当局はこの発言を否定。これは個人的見解であり、正式の政府の発表ではない、と全面否定した。どうなっているのだろうか。

 一生のうちに女性が産む子供の数を統計的に合計特殊出生率という。男子と女子が同数であると仮定するとこの合計特殊出生率が2.0で長期的に見れば人口は増減せず横ばいとなる。現実には男性がやや多いのが自然なため、2.08が均衡線と云われる。日本はこれが1.3前後で推移しているので人口は減りだしている。

 中国が一人っ子政策を厳密に適用しているとするならば、理論的には合計特殊出生率は1.0以下の筈である。全ての女性が子供を産むとは限らず、また、男女比も中国では著しく偏っているからである。

 ところが、やや古いデータしか中国は発表していないのだが、中国の合計特殊出生率は何と1.75なのである。一人っ子政策を実施している国が何もしていない国よりずっと出生率が高いのだ。

 ちなみに統計値の年代がバラバラなのだが、韓国が1.15、台湾が0.909、アメリカが2.12、インドは3.11、ベトナムも3.11、タイが1.80である。

 いかに中国の一人っ子政策というのがインチキか、よく分かるであろう。二人目の子供をどうしても産みたい場合は、巨額の罰金を支払わないとならない。大金持ちだけがなし得ることなのだが、実際は当たり前に二人目を産んでいるとしか思えない。このからくりはこの一人っ子政策を監視する役割の委員達の懐に入る巨額の裏金である。罰金を支払うよりはその監視委員達に払う金の方が安くてすむ。持ちつ持たれつなのである。

 こんなに旨い汁が吸える一人っ子政策を止めるはずがないではないか。

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