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2014年5月21日 (水)

人間をやっているだけ

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 笑顔もなく口をへの字に曲げて感謝もなくむっつりと「人間をやっているだけ」では・・・(曽野綾子・「高齢者の“感謝の印”とは」から)

 まさに介護を受けている老人の多くがこのような典型的な姿をしている。私の老母もたいていはそのようである。

 その心の内に去来するものは何なのだろう。歳をとると自分のことしか見えなくなる。そしてそういう自分が見えていない。

 いろいろ話しかけて、ときに何かに感応してわずかに笑う。そのときにこちらがどれほど救われる思いがするか。分かっていないのだろうなあ、”感謝の印”はそれだけでも良いのだということが。

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