体が丈夫なだけで何も考えない
「日本の高齢者は、今かつてなかった新しい生き方を模索する時代の先端に立っている」「老年でも青春でも、濃密な人生を生きられるかどうかは、自分のありようを正視する力にかかっている。しかし一見簡単なこうした操作も、勇気と心の健やかさがないと、恨みや憎しみに乗っ取られて、少しも平明に見ることが出来ない。少し間違うと、老年は悲惨そのものの解決方法でしか答えが出せないという極論に走るかもしれず、それを賢く食い止める任務が先頭走者の日本人にはあると思われる」
こう述べたあと、「フランスでは『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』とは思っていない。体が丈夫なだけで何も考えないような人間はどうしようもない」と学生時代に神父から言われた言葉を紹介している。
アンチエイジングにうつつを抜かすより、知性を磨くのが先だろう。ただし知性とは知識の量ではないことは言うまでもない。
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