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2014年5月21日 (水)

命日

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 昨日は父の命日だった。もう丸三年過ぎてしまった。父の一生を父がどう思っているのか、父に聞くことは出来ない。考えてみれば最期の日までの完全な自分の一生を、人は語ることが出来ない。

 だからそれを語るのは残されたものにしか出来ない。

 父は専門学校を出てすぐに当時の満州へ渡り、彼の地で青春を送った。大半が戦地への従軍でもあったようで、自分は青春を奪われた、とときに呟いた。それでも生き延びて日本に帰ることが出来て、結婚し、子供をもうけ、家も手に入れた。

 弟と酒を飲みながら、私なりに父は幸せだった、と考えた。そう考えることが出来るのは、弟や私にとっても幸せなことなのだろう。

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