高速鉄道
少し前のニュースで、この一年以内に甘粛省の蘭州市から新疆ウイグルのウルムチまでの高速鉄道が開通する予定だという。これにより、北京からウルムチまで最速で十時間で行けるようになるそうだ。
10年ほど前に敦煌に行ったときには、北京から飛行機で行くのに数時間かかった。三十人乗りの小型ジェットなので、蘭州などを給油で中継するので北京での待ち時間や中継での待ち時間を入れるとずいぶんかかった。それが遙かに遠いウルムチまで十時間で行けるとは凄い。
もう一度シルクロードに行きたい、と思っていたのでこの高速鉄道の旅も選択肢に入れることが出来る。
しかしたびたびウイグル自治区でのテロ事件の報道を見聞きすると迷う。特に駅などは最も危ないだろう。なつかしい雲南省の昆明でもあんな大惨事があった。夢は夢のままに終わってしまうのだろうか。
老母の誤嚥がひどくなってきて、食事も細り、何より水分補給が著しく減少している。このままでは夏に向かって脱水症状による危険性が高まる、と訪問看護師が懸念をしている。
一時的なものなら点滴で補給できるが長期にわたって点滴の針を打ちまくるのはなかなか困難だそうだ。そういうわけで胃瘻(いろう)を勧められている。胃に穴を開けて食べ物や水分を直接補給するのだ。胃瘻は患者の負担が大きくてあとで後悔する、と言う話を聞いているのだが、今は口から食べ物を摂ることも可能だという。
専門の医師に現在の胃瘻の実情を聞きに行くことにした。
一日2リットル以上の水分を摂り、少なくとも1.5リットルほどの排尿をしないと腎臓や膀胱の浄化が仕切れず、長期的には危険だという。母は先月までほぼそれが出来ていたのに今は0.5リットル以下しか水分を摂らず、排尿はそれ以下で、尿は著しく濁り頻繁に膀胱洗浄が必要だ。しかし、医師によると膀胱洗浄の頻度が多すぎると逆に雑菌混入ののリスクが高まるそうだ。
つまり何らかの方法で強制的に体に水分を入れ、洗い続けないと命に関わるということらしい。
延命と本人の苦痛とのどちらを選ぶ、と云うことだが、何もしなくても最終的にはつらいことが待っているわけだし・・・。
人間は必ず死ぬけれど、なかなか楽に死ぬわけにはいかないものらしい。
« 深代惇郎「深代惇郎エッセイ集」(朝日新聞社) | トップページ | 失言 »



コメント