映画「パリ、カウントダウン」2013年フランス
監督エドガル・マリー、出演ジャック・ガンブラン、オリヴィエ・マルシャル、カルロ・ブラント他。
フランス映画お得意のフィルムノワール。ヴィクトルとミランの二人は親友で、共同でナイトクラブを経営していた。借金の返済のため、ミランが顔役の手引きにより、麻薬の取引を手伝うことになる。ヴィクトルは反対するが、仕方なく二人は現金をもってメキシコに行く。ところが取引相手のセルキともどもメキシコ警察に拘束されてしまう。
拷問を受け、セルキを売るという裏取引で彼等は釈放される。ヴィクトルはミランのせいでこうなった、といって絶交を言い渡す。それから6年、セルキがパリに帰ってきた。
セルキの復讐に彼等は逃げまどうのだが、次第に追い詰められていく。この逃亡と反撃がクールに描かれていく。
ヴィクトル役の俳優に見覚えがある。あるはずだ。つい先日見た「ブラインドマン 調律は暗殺の調べ」という映画の厭世的な刑事役だったジャック・ガンブランだ。
フィルムノワールは好きなジャンルだ。ハリウッド映画にはないクールさが何とも言えない。なにより甘さがない。だから終わった後に不思議な余韻が残る。
この映画はとくに出来がいいという作品ではないが、雰囲気がとても好い。しかしストーリーがわかりにくいところがあって評価は分かれるだろう。
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