直接的な非難をせずに、
3日4日に国賓として韓国を訪問した習近平国家主席は温かい歓迎を受けたようだ。初日は、両首脳は日本に対して直接的な非難をせずに、当初控えめな物言いをしていた、と報道されたが、習近平のペースが次第に抑えきれなくなって、朴槿恵大統領も最後は名指しで日本を非難していたようだ。
当初控えていたのはアメリカの強い申し入れがあったかららしいが、結果的にはそのアメリカの意向は無視されることになった。
これで韓国の、中国べったりの経済政策がさらに推し進められることだろう。それが功を奏すれば良いけれど、果たしてどうか。その思惑が外れて韓国経済がじり貧にでもなれば、韓国国民の反発は激しいものになることだろう。
そもそも韓国はウオン安を武器に日本とのコスト競争に勝ち抜き、安価攻勢で世界に韓国製品を拡販してきた。ところがアベノミクスによってウオン高になり、その価格競争力は低下、それを無理をしているから利益率は大幅に低下している。
しかも世界の市場で韓国製品と競合するのは中国製品である。今後両国は同じゾーンで商売をするライバルとなると思われる。中国の巨大市場に一方的にものが拡販できる、と韓国が夢見るのは甘いのではないか。
日本ではなぜか韓国製の製品はあまり売れない。これは韓国が極端な反日行動に出る前からそうである。それがなぜなのか、韓国は胸に手を当てて考えないと、中国に呑みこまれるだけではないか。
それとも韓国製品を買わない日本人を恨んで反日に走っている、とでもいうのだろうか。
朴槿恵大統領はとにかく今回の中国との友好アピールが支持率回復につながる、と確信していることだろうが、実際には韓国国民にどう受け止められているのか、直近の支持率調査の結果が知りたいものだ。
私は多分支持率はさらに下がるような気がする。それはあまりにも中国ペースであり、軍門に降るかのように国民には見えたのではないかと思う。習近平という人はそういうイメージが拭えない人に見えるから。
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