分かりやすい
アメリカ科学アカデミーが福島第一原発事故の原因と対策に関する報告書を公表した。
報告書では、事故が深刻化した原因を「東京電力と当時の原子力安全・保安院が津波対策を怠っていた」などとしている。津波に対する対策が不十分であることを示す証拠が集まっていたのに重要な設備の保全対策を怠っていた、というのだ。さらに電源喪失に対する適切な対応も出来なかったことが事故を深刻化した、としている。
まことに分かりやすく、原因と責任が明確である。
ところで日本の事故調査報告は膨大な文章を示しながらこのことを明確に示していたような記憶がない。結局誰にも責任が求められず、天災で不可抗力であった、ということをだらだらと書いていたのではないか。これでは韓国や中国を笑うことは出来ないではないか。
こうして日本の信用は大きく損なわれ、その損失は計り知れない。
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