忘れる国と忘れない国
しつこい人とあっさりした人がいる。日本ではしつこい人は嫌われることが多い。だから世界中がそうかといえば、そうでもないらしい。
戦後69年経ち、来年には70年になろうとしている。その間日本は海外で軍事行動を起こすことなく、当然それで戦死した兵隊もいないし、殺したこともない。
先の戦争で日本が行った戦争は大儀がなく、海外の国民に対して多大な損害を与えた責任が重いことは事実である。しかもその大儀のない戦争によって自国民にも多大な損失を与えた。
しかし、すでに戦争経験者は少数になり、その責任を海外に問われても、自分の問題として考えることの出来ない日本人が多くなっている。
中国や韓国が日本の戦争責任を声高に叫ぶのに対し、日本国民は、いいかげんにもう忘れてくれ、と思っている。わたしもそうだ。すでに日本人は忘れていると云っていいからだ。なにしろ空襲や原爆で非戦闘員である一般市民を数十万人も虐殺したアメリカと仲良くしているくらいだ。しかし海外の人々は決して忘れない。
これは永遠に言われ続けると覚悟しなければならないことらしい。日本人のように忘れる国民は珍しく、忘れないのが普通なのだ。このことは陳舜臣の本を読んでいて識った。その違いを識らないで韓国や中国の言い分を聞いているとあまりの一方的な物言いに感情的になりやすい。
決して彼等は忘れない。
しかしそのことを利用して目的を持って騒ぎ立てている者たちもいるのは確かだ。何事にもそういうことはあるが、思考の原点に、時間が経っても忘れないのが世界では普通なのだ、という事実を承知することが必要らしいと識ることはずいぶん大事なことかも知れない。
なにせ太閤秀吉がおこなった朝鮮出兵の恨みを昨日のことのように言う国が相手なのだから・・・。
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おれは日本人みたいにすぐ忘れるよ!

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