母の入院
昨日弟から母が入院した、と連絡があった。呼吸で取り込む酸素の量が減っているのだという。肺の下部に影が見えるらしい。軽い肺炎かも知れない。
点滴と酸素吸入をおこなって様子を見るとのこと。
今すぐどうと言うことはないらしいが、体力が落ちていることから在宅介護では心配な状態なのだろうか。とりあえず最大二週間の入院と言うことなので、ずっと病院にいなければならないわけではない。
思えば母が急激に衰えたのは三年前の父の死後のことだ。(昔の男なら普通そうであったように)父は無口で真面目で正義漢だったが、人付き合いが苦手で出かけるのもあまり好きではなかった。社会生活をしていくのに大事なことは母が常にリードしていた。何かを決めるのも母がすることが多かった。
だから子供の目から見たら、母が父をリードしていたように見えたのだが、意外なことに実は母は父に頼っていたのだといまなら分かる。母の社交的で好奇心旺盛で出かけることが好きな母の性格は、父の庇護のもとだから成り立っていたのだ。
一回り近く(11歳違い)歳が離れていたのだから当然なのかも知れない。
父が死んでから、母は何だかなにもかにもに興味を失ってしまった。生命力が衰えたのが目に見えて分かった。もちろん元気を回復して少しでも生きていて欲しいけれど、どうしたら生きる意欲をもう一度取り戻せるのか分からないのが哀しい。
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