祭りは参加しないと
日曜日はふだんよりもテレビを見る。「たかじんのそこまで言って委員会」「笑点」「ザ!鉄腕!ダッシュ!!」「世界の果てまでイッテQ」をとくに楽しみにしている。おお!なんということだ。全て日テレ系、大阪なら読売系ではないか。というわけで昨日は全て24時間の特番で放送はなし。
この特番を時々ちらちら見たけれど、登場する人々がそれぞれ大いに盛り上がって、ときに感涙にむせんでいるのを見ても断片的なので何の事やら分からない。リーダーの城島君はゴールできたのだろうか。
九十九里浜に近い千葉県の地方都市で生まれ育ったけれど、高校生くらいからその街を離れた。街の祭りがあるときにたまたま帰省すると、祭りを仕切っているのは子供の頃の同級生や顔なじみだったりする。彼等の顔はとても活き活きとしているけれど、こちらはあくまで傍観者で部外者だと言うことを思い知らされる。
祭りは参加しないと盛り上がらないし面白くもなんともない。
「男はつらいよ」の第一作で、二十年ぶり(だったかな?)に柴又に帰ってきた寅次郎が帝釈天の祭りで見事に纏(まとい)を振り、見物を感嘆させる。たちまち祭りの参加者になる。これは脳天気な寅次郎だから出来ることだ。そして柴又のふところの深さと暖かさが許すことでもある。しかし本当のところは寅次郎は定住者ではない。街の住人と、よそ者との境目にいる。飛び入りは許されても、主催者にはなれない悲哀がやがて彼を再び旅に送り出すのだ。
祭りを見に行くとその哀しみをこそ実感する。
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