ちょっと不機嫌
早朝、左ふくらはぎのこむら返りで飛び起きた。突然の痛みは歳をとっても慣れることがない。
中国漁船が小笠原諸島や伊豆諸島の沖合で密猟している。日本側は傍観しているようにしか見えない。五隻ほど拿捕したらしいけれど、現行犯でしか捕まえられない、などと暢気なことを云っている。
中国側に抗議したら「重大性は認識している」とのコメントがあった。その上「日本側には冷静な対処を要望する」そうだ。何と云う物言いだろう。「申し訳ない、中国としても厳正に対処する」と答えるのが本当ではないか。この国はますますおかしくなっている。
この大量の漁船の行動は、中国での厳しい珊瑚漁禁止措置を嫌って、規制のゆるい日本の海で一攫千金を狙った漁民の自発的なものだという見方と、中国政府が裏で糸を引いて日本に対する嫌がらせをしているのだという説とがあるようだ。
尖閣諸島での中国の行動を補助するための攪乱を狙っているのかも知れない。直接漁船を使嗾していなくても、暗黙にそれを規制するのを緩めて結果的に日本に対する嫌がらせをしていると見れば、中国政府が関与しているのと同じだ。
どうして日本は世界中に中国の理不尽さを訴えないのだろう。APECの前だから開催国の中国に気を遣っているのだろうか(外務省ならそう考えることだろう)。そんな気を遣っても中国はそれを感謝などしないで馬鹿にするだけだ。
日本の外務省は性善説でものを考えて行動している・・・ように見えるが、なに、何か行動を起こすのをサボっているだけで、リアクションを恐れているだけではないか。
社民党の吉田党首が安倍総理への国会質問で、2007年の週刊誌の「3億円脱税の疑惑」、という記事を引用し、「すでに時効だが自発的に納税したらどうか」と問いただした。
一連の政治と金の問題に浮かれる民主党の尻馬に乗って、古い記事を引っ張り出したのだろうが、安倍首相がこれに激高して墓穴を掘ることになった。
「すでに時効だが自発的に納税したらどうか」というのは、この脱税が事実である、という前提の言葉だ。しかし告発もされていないし、事実確認もされていない週刊誌の記事を真に受けて、一国の首相を犯罪者呼ばわりしたのだから安倍総理が激高するのは当然だ。吉田党首は結局安倍首相に陳謝した。
社民党はすでに泡沫党で、政治討論などに出てくる議員のレベルの低さは哀れなほどだが、ここまで愚かな質問をする人が党首であるというのは末期的症状そのものだ。
階上の住人は本日特にバタバタとうるさい。二、三年前にフローリングの改装工事をしていたがそれが防音性のないものだったのか、それ以後歩くだけでも足音が響く。今日みたいにちょっと不機嫌なときには気に触る。
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