郡上美並・星宮神社とふるさと館(1)
思い立って大好きな長良川沿いのドライブに出かけることにした。今回は初めて行く郡上美並の星宮神社周辺。
国道156号線を北上し、標識に従って右折、長良川鉄道を横切り、長良川を渡り、狭い道を山に入る。
木々はすでに葉を落としているが、つたが紅葉の名残を見せている。
最後の曲がり角に二宮金次郎の石像が立っていて目印になっていた。
ところどころ車がすれ違うのが困難な細い山道が続く。狭いけれど舗装はされている。この道は円空街道と名付けられていてところどころにこのような木彫りの円空仏がおかれている。ここは円空上人のふるさとなのだ。
星宮神社。むかしこの後背地の瓢ヶ岳(ふくべがたけ)に魔物が棲みつき、地元の訴えを聞き届けられた帝は、藤原高光(藤原道長のお父さん)に退治を命じられた。
高光はめでたく魔物を退治したのだけれど、その亡骸が山に放置されていたために亡魂が祟りをなした。
再び高光が退治にやってきたのだが実体がないからなかなか倒せない。高光が虚空蔵菩薩に祈願したところ、亡魂は巨鳥の姿を現したのでついに討ち果たすことが出来た。
そのあともいろいろそれにまつわる話があるがそれは省く。
この星宮神社はその虚空蔵菩薩を祀るために、そして魔物の鎮魂のために建てられたものだ。
拝殿。
境内の様子。
絵馬が変わっている。
鎌が貼りつけてあるのだ。ただ書かれている願いは特別なものではないようだ。
続いて神社の隣のふるさと館という円空の資料館に立ち寄る。
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