事件に思う
人は寂しい。寂しさを感じない人は、とても強い人か、不幸せを知らない、一見しあわせそうだけれど何かが足らない人だと思う。
何人もの人と結婚して、次々に結婚相手が死んだというおばさん(おばあさんか)がニュースで話題になっている。このおばあさんのことよりも、結婚相手の男たちに思いをいたす。
彼等は知らないうちに自分の意思ではなく、死ぬことになった。でも彼等は死ぬ前に不幸せだったのだろうか。もしかして結婚してから、こんな女のはずではなかった、という思いはあったかも知れないが、「正月は二人で迎えようね」という言葉を残している男性もいた。だからといって犯罪が事実なら、許されることでないことはもちろんである。
話題になっている老女を見て、何でこんな女に、と思う人がほとんどだろうけれど、こんな女でもいい、と思った老男性の気持ちが何となく思われる。
私?ひとりでいることの自由を思い切り満喫している。孤独であることと寂しいと思うこととは少しちがうのだ。
でも寂しい、と思う老人の気持ちもわからないことはないからこんなことを書いている。自分のいまの境遇は、この歳になれば自ら招いたことだから、平気なのだ。平気だけれど、寂しい気持ちはわからないことはない。
ところで彼女は少なくとも数億の遺産を得ているはずらしいが、それは全て失われていてさらに借金もあるという。投資の失敗、というけれど、本当だろうか。彼女の弱みにつけ込んで危ない世界の連中からむしられていた、操られていた、と思ってしまうのは小説やドラマの見過ぎだろうか。
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