増え続けるのにとっておく
片付け作業は端緒についたばかりだが、ゴミ袋が次々に一杯になるのに、ちっともスペースが増えた実感がないのはまことに不思議なことだ。空いた空間をこっそり魔物が埋めているかのようだ。
ところで、誰にも覚えがあるのではないかと思うが、紙袋が大量にストックされている。本屋ではたいてい一度に10冊前後買うから、しっかりした紙袋を二重にして入れてくれる。また電気屋の量販店が好きでいろんなものを買うたびに、やはりしっかりした紙袋に入れてくれる。
お店から家に帰るまでの間しか紙袋は使わないけれど、そのまま捨てるのは如何にももったいない。そうして何年もそれをため込んできたので、紙袋を入れる紙袋に、紙袋がぎっしり詰まったものがあちこちにある。
全部捨ててもたちまちまた増えるのは分かっているけれど、なかなか全部は捨てきれないのがさもしい限りだ。しかし自分としては思い切って大量に処分した。
そうして家の中を見回すと、増えると分かっているのにとっておいているものばかりなのに気が付いた。うーん、どこまで手がつけられるだろうか。だいたい片付けようという気分がいつまで持続するか我ながら自信もないしなあ。
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