いらんことを言う
前にも書いたけれど、私はよく得意先の自宅に泊めてもらった。酔った勢いで「家に泊まらないか?」と言われると(多分愛想で言ったことも多いはずだ)間髪を入れず「はい」と言った。迷惑をかけることは解っているけれど、泊まるこちらもとても気を遣う。計算ずくではないけれど、そのことが後で営業として助けになることもあった。
そんなとき、よくお客さんの奥さんから子供の教育相談を受けた。父が教師だったので、教育問題に少し知識はあったけれど、特にそれを話題にしたわけではないのに。そのときに必ず言ったのが「子供さんはご飯を美味しく食べますか?」「友達がいますか?」ということだ。
精神と身体が健康ならご飯が美味しく食べられて友達もいるはずだ。それこそ親にとって何より有り難いことではないか、というのが私の言い方だ(えらそうに!)。ほとんどそれで奥さんは仕合わせそうな顔になる。
息子が帰省してくれている。明日、住んでいる広島へ帰るのだけれど、昨日も今日も晩は友達と飲み会に行っている。今日夕方出かけるとき、「毎日ご苦労さん」とつい言ってしまった。「二日だけだろう」と息子に言われた。その通りだ。私はいらんことを言う。私が息子だったらもっときついことを言ったかも知れない。
息子は健康で友達がいる。
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