組織としても拠点としても
朝鮮総連の代表宅が先日家宅捜索された。このことを受けて、韓国のハンギョレ新聞の記者が記名記事を書いていた(今朝のヤフーの韓国のニュースに掲載されていた)。
朝鮮総連という組織の成り立ちと歴史、その役割、在日の人たちにとっての存在意味が語られている。ドキュメント映画「ディア・ピョンヤン」などで多少は知っていたことだが、この記事は良くまとめられていて、分かりやすい。
北朝鮮への金の流れに関与したと見られる朝銀は破綻し、日本の税金が1兆円以上つぎ込まれた。総連も朝銀もその経理は不明朗だったと言われる。だから総連ビルは接収されたのだ。関連した日本の政治家の名前も何人か挙げられている。
朝鮮総連を支援する在日の人たちは減り続けている。三世四世の世代は北朝鮮とのつながりをほとんど持たない。だから組織としても拠点としても総連はほとんど力を失いつつある。その象徴が今回の総連代表宅の家宅捜索であるという。
このほかにも韓国の現在の反日観について批判する寄稿記事(もちろん韓国の新聞である)などもおもしろかった。歴史は繰り返す、という韓国の歴史観のゆがみ、先入観を冷静な切り口で分析し、批判している。韓国では100年前の朝鮮半島情勢と現在の韓国の情勢が似ていると見られている(私もそう思う)。ただし韓国そのものが100年前とはまったく違う国であることを自覚しなければならないという。しかも他の国にとっての朝鮮半島の重要性は100年前よりもはるかに小さくなっていると見ている。ではどうであるべきかというのがこの寄稿記事のテーマである。
こういうまともな文章を見ると嬉しくなる。
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